シーリング工事を手掛けています
高層マンション・オフィスビル・商業施設・病院・工場など様々な建設物の外壁ボード間の継ぎ目や、窓サッシの周りの隙間に、シーリング材を充填して建物の防水性と機密性を高めます。
水気や湿気の侵入を防ぎ、建物を長持ちさせるためにはシーリング防水が欠かせません。
建設完了後も定期的にシーリング材の状態をチェックし、正常に機能を果たしているかを確認しなくてはなりません。
シーリングが必要な訳
環境によって異なりますが、シーリングは雨や風・紫外線の影響を受け、約5年を過ぎたあたりから劣化がはじまってきます。
シーリングの劣化が始まると、その特徴的な防水性・伸縮性を徐々に失っていき、最終的には雨漏りや外壁のひび割れの原因になります。
雨漏りや外壁のひび割れは建物全体の劣化速度を一気に加速させる要因となってしまいますので早めの処置が必要です。
シーリング工事の流れ
シーリング工事には、打ち替え工事と、打ち増し工事の2パターン存在します。
打ち替え工事は、古くなった既存のシーリングをすべて取り除いた後に新しいシーリングを充填する工事のことです。
一方、打ち増し工事は現状のシーリング材の上に新たにシーリング材を足す工事で、シーリング材に硬化やひび割れなどの劣化症状が進み切っていない場合に行われます。
1. 清掃
新しいシーリング材を埋め込む前に、古いシーリング材が埋め込まれていた部分をきれいにします。
打ち替え工事の場合は現状のシーリングを除去します。
2. バックアップ材・ボンドブレーカーの取付
シーリング材を充填する前に建物のゆがみや動きについていけるようにするために、バックアップ材やボンドブレーカーを取り付けシーリング材を充填する継ぎ目の深さを調節します。
ボンドブレーカーは、継ぎ目が浅くバックアップ材が入れられない時に使用します。
3. 養生~プライマーの塗布
シーリングに使う薬剤の飛散を防ぐため、マスキングテープで建物をしっかりと保護し、シーリングを施す場所に錆びや汚れ、ホコリがなくしっかりと乾燥していることを確認し、シーリング材を目地に接着するプライマーを塗布していきます。
4. シーリング材の充填
コーキングガンと呼ばれる器具を使い、シーリング材を目地に充填します。
シーリング材の選定、気泡が入らない技能で綺麗な施工を目指します。
5. シーリング材の圧着
充填したシーリング材を、ヘラを使って押さえて圧着させていきます。
密着性を高めるとともに余分なシーリング材を除去し、表面をきれいに整えます。
6. 工事完了
シーリング材が乾ききる前に、マスキングテープをはがして完了です。